行けば良かった DREAM3

PPVの録画を今、見終えたんですが、もんのすごく良かったっすよ。DREAM3。
なんたって、宇野が石田に一本勝ち!
そしてそして、中村大介!! UWFネクストジェネレーション!!!!!


青木も石田も苦しめたチョン・ブギョンに対して
あの、DEEPトーナメントでの中尾受太郎戦を彷彿するような腕十字三昧。
グラウンドでも完全に支配!
そして須藤元気に「力石のようだ」と言わせたフリッカージャブから(どっちかと言うと間柴だ)ショートのストレートでKO!!!!!!!!
そしてマイク!!!!
U-FILE CAMPの、田村潔司の弟子の中村大介です」と語り出した中村。


おじさんは、感動しましたよ。
その後は、普通に2、3言感謝の言葉をしゃべってマイクを返した中村。
言いたい事はそれだけだったんすよ。
ねぇ、どう思いますか。


そういえば、試合前の煽りVでも言ってましたよ、中村。


「田村さんに教わった事だけで、世界レベルに通用する事を証明したい」って。


おいおい、それって田村が世界レベルに通用しなかった事、前提か?って
軽い突っ込みの気持ちもわいてきたんですが、まぁ許す(笑)
出稽古なんか関係ない。強くなるのに、方法は一つじゃない。
中村が対戦を渇望する、所英男にも通じる志ですよ。


そういえば、宇野薫も試合後のマイクをこう始めたんです。
「HERO'S代表の宇野薫です」と。
石田よ、川尻よ、お前は「チーム黒船の石田です」と挨拶できるのか?
PRIDE や武士道を背負う事ができるのか? それも一人で。
スラムダンクの三井じゃないけれど、「お前は誰なんだ?」って事ですよ。
そういう事ですよ。


それにしたって、
石田のコーナーに挨拶にきた宇野に対した川尻の態度は、大人気なかった。
握手した手を強引に引きつけて、宇野の耳に何か良からぬ事を吹き込み、
その上で、その握った手を叩き付けるように振りほどいてましたよ!
なんて失礼な!


その上で、準決勝進出者のアピールでも、何か親の仇のように宇野へ対戦アピール。
宇野だって疲れてるんだって!
しかし宇野が「疲れてるんで、帰って家で検討します」てのも妙に笑った。
対戦者同士に決定権があるのか? (あるのかもね)


しかし、それにしても、中村大介ですよ。
田村のほぼ10歳年下の、中村。
田村が中村の年齢だった10年前、1998年、田村はメガバトルトーナメントを初優勝したのです。
僕がHPというのを始めた頃でした。
その時の田村のマイクアピールに、今日と同じように僕は感動したのでした。


http://homepage2.nifty.com/rings/414U-KING.html
(田村の絵を描いたのは、僕の奥さん)


Tシャツのままベルトを巻いて、照れていた田村。
田村がそこから歩んだ10年。
そして、中村がこれから歩む10年。
(そしてそして、そんな人達に励まされながらフラフラと歩んで来た自分の歳月)


これからも、そんな物語の続きを楽しみにできるなら、
薄れかけてきた格闘技への情熱も、まだ消える事は無いのかなぁと、
そんな事を考えた酔っぱらいの夜でした。


格闘技を見て、こんな気持ちになれたのは、久しぶりでした。